数学のケアレスミスを減らす方法
テストが終わって解答が返ってきたとき、「あ、これ分かってたのに!」「計算ミスさえなければあと10点高かったのに……」と悔しい思いをしたことはありませんか?
多くの生徒が「ケアレスミスは不運な事故」だと考えて後回しにします。しかし、断言します。数学のケアレスミスは「意識」の問題ではなく、明確な「技術」の問題です。
どれだけ難しい公式を覚えても、最後の計算でミスをすれば点数はゼロ。逆に言えば、ミスを完全に防ぐ技術を身につければ、それだけで偏差値は5以上跳ね上がります。今回は、トップ層が実践している「ミスを物理的に防ぐ3つの鉄則」を解説します。
1. 「暗算」を捨て「途中式」をデザインする
ケアレスミスの8割は、脳のワーキングメモリに負荷がかかりすぎた瞬間に起こります。暗算をすることは、わざわざミスの確率を高めているのと同じです。
- 計算過程の可視化: 「これくらいなら暗算でいける」という油断が最大の敵です。脳を「思考」に集中させるため、計算という「作業」はすべて紙に書き出し、脳の負担を減らしましょう。
- =(イコール)を縦に揃える: 途中式を書くときは、イコールの位置を縦に揃えて書きましょう。これだけで、一行上の式から何を変化させたのかが明確になり、符号のミスや写し間違いが激減します。
2. 「見直し」ではなく「解きながら検算」
最後まで解き終わった後に全体を見直そうとしても、脳は疲労しており、自分のミスを見逃してしまう傾向があります(確認のバイアス)。
・一行進むごとに、上の行と符号・係数が合っているか逆算する
・方程式の解が出たら、即座に元の式に代入して成立するか確かめる
・図形問題では、出た答えが図の比率と矛盾していないか視覚的に確認する
このように、解いている最中に「小刻みに検算」を入れるクセをつけることで、大きな失点を未然に防ぐことができます。
3. 自分専用の「ミス・リスト」を作る
ミスのパターンは人によって驚くほど決まっています。「-(マイナス)の分配を忘れる」「文字の書き換えで筆記体の b と 6 を見間違える」など、自分の癖を知ることが最大の防御です。
間違えた問題の横に、単に「計算ミス」と書くのはやめましょう。「何をどう間違えたのか」を具体的に言語化してリスト化してください。テストの直前にそのリストを眺めるだけで、脳の警戒レベルが上がり、本番でのミスは劇的に減ります。
数学の実力とは、難しい問題を解く力だけではありません。「取れる問題を確実に点数に結びつける力」こそが、合否を分ける真の実力です。ケアレスミスを「次は気をつけよう」という精神論で片付けず、具体的な仕組みで解決していきましょう。
言論会津田沼校では、こうした具体的な「勉強の技術」を一人ひとりに徹底的に指導しています。もし今の勉強法に行き詰まりを感じているなら、一度その悩みを聞かせてください。

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