英語長文を速く正確に読むための『速読』の技術
「英語の長文を読んでいると、途中で内容を忘れてしまう」
「最後までたどり着けず、いつも最後は適当にマークしている」
そんな焦りを感じていませんか?実は、英語長文が速く読めないのは、あなたの能力のせいではありません。「一文一文を日本語に完璧に訳そうとする読み方」に限界があるからです。
入試の制限時間は過酷です。一言一句を丁寧に訳していては、到底間に合いません。難関大に合格する受験生は、頭の中で「日本語」を介さず、英語のまま情報を処理する技術を身につけています。今回は、誰でも今日から実践できる、読解スピードを2倍に引き上げるための速読メソッドを解説します。
「返り読み」を卒業するスラッシュ・リーディング
英語と日本語では、語順が根本的に異なります。多くの受験生が、文末まで読んでから日本語の語順に直して理解しようとしますが、この「返り読み」こそがスピードダウンの最大の原因です。
速読の基本は、英語の語順通り、左から右へ、情報のカタマリ(意味論)ごとに理解していくことです。意味の切れ目に「 /(スラッシュ)」を引き、前から順に情報を処理する訓練をしてください。最初は意識的に区切る必要がありますが、慣れてくると脳が自然とカタマリで捉えるようになり、日本語に訳さなくても意味が飛び込んでくるようになります。
パラグラフ・リーディングで「情報の強弱」をつける
長文のすべての文章を、同じ熱量で読む必要はありません。文章には、筆者が最も伝えたい「主張」と、それを補足する「具体例」や「理由」が存在します。この構造を見抜き、強弱をつけて読む技術がパラグラフ・リーディングです。
【速読を加速させる情報の見極め方】
・各段落の1文目に注目: 論説文では、段落の冒頭にトピック(主題)が来ることが多い。
・ディスコースマーカーを見逃さない: "For example"の後は具体例なので速読、"However"の後は筆者の本音なので熟読。
・具体例は「飛ばし読み」: 主張が理解できていれば、長い具体例はスキャン(斜め読み)するだけで十分です。
このように情報の優先順位をつけることで、脳のエネルギーを節約しながら、設問に関わる重要な箇所に時間を割けるようになります。
1日30分の「音読」が脳の処理速度を上げる
速読力を定着させるための唯一無二のトレーニング、それが「音読」です。ただし、ただ声を出すだけでは意味がありません。スラッシュで区切った意味のカタマリを、頭の中でイメージしながら音読することが重要です。
「自分が理解できるスピード」で繰り返し音読することで、英語の語順に対する回路が脳内に作られます。理想は、1つの英文を20回から30回繰り返すこと。何も考えずに口が動くレベルまで刷り込まれたとき、初見の長文でも驚くほどスムーズに内容が入ってくるようになります。音読は、目と耳と口をフル活用する、最も効率的な脳のアップデートです。
英語長文は、正しい「読みのルール」を知り、訓練すれば必ず誰でも速く読めるようになります。「時間が足りない」と嘆く時間は終わりにして、今日から戦略的な読解を始めましょう。
言論会津田沼校では、単なる和訳の指導ではなく、入試本番で勝てるための「戦略的読解法」を伝授しています。今のあなたの偏差値から、志望校の合格ラインを突破するために必要なトレーニングを一緒に考えませんか?長文への苦手意識を、圧倒的な得点源へと変えていきましょう。

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