【数学】「解法は覚えたのに初見の問題が解けない」を打破する、思考の言語化プロセス
「典型問題は解けるのに、模試や初見の問題になると手が出ない」
「解説を読めば『あぁ、そうか』と納得するのに、自分ではその一手が思いつかない」
数学の学習を進める中で、誰もが一度はぶつかる壁です。実は、初見の問題が解けないのは、あなたのセンスが足りないからではありません。「解法の暗記」で止まってしまい、その解法を「いつ、なぜ使うのか」という判断基準を言語化できていないことが原因です。
数学の実力とは、知識の量ではなく、目の前の問題と自分の引き出しを繋ぐ「検索能力」です。今回は、どんな初見問題にも立ち向かえるようになる、再現性100%の思考プロセスを解説します。
1. 「なぜその解法を選んだか」を説明する
問題集を解くとき、答えが合っているかどうかだけで満足していませんか?本当に大切なのは、正解に辿り着くまでの「理由」です。
- 条件の読み替え: 「問題文に『最大値』とあるから、二次関数の平方完成か、相加相乗平均を疑う」
- 図形情報の数式化: 「『垂直』という条件があるから、ベクトルの内積=0か、直線の傾きの積=-1を使う」
このように、問題文のキーワードと解法をセットで言語化する癖をつけてください。解法の「名前」を覚えるのではなく、その解法を繰り出すための「トリガー(引き金)」を脳に覚え込ませるのです。これが、初見の問題を見たときに「あ、あのパターンだ」と脳が検索を開始するスイッチになります。
2. 「逆算」から解法の糸口を見つける
難しい問題ほど、スタート地点からゴール(答え)を目指そうとすると迷子になります。そんな時は、「ゴールから逆算する」という思考の型を使いましょう。
【逆算思考のステップ】
・STEP 1: 最終的に求めたいものは何か?(例:面積を求めたい)
・STEP 2: そのためには何が必要か?(例:交点の座標が必要だ)
・STEP 3: その座標を出すための条件は本文にあるか?(例:2つの関数の連立方程式が作れる)
ゴールから一歩ずつ手前に戻ってくることで、今やるべき「次の一手」が論理的に導き出されます。数学はひらめきの学問ではなく、こうした論理的なパズルの組み立てなのです。
3. 「手を動かす」ことで脳のロックを解除する
初見の問題を前にして、5分以上ペンが止まってしまうのは時間の無駄です。難関大に受かる人は、分からない時こそ「とりあえず実験」を始めます。
具体的な数字を代入してみる、図を大きく描いてみる、分かっている条件を数式に書き換えてみる。手を動かして視覚情報を増やすことで、脳のワーキングメモリが刺激され、眠っていた知識が呼び起こされます。「考えてから書く」のではなく、「書きながら考える」こと。この姿勢が、初見問題の突破口を開きます。
数学は、正しい思考の型さえ身につければ、最も裏切らない科目です。ひらめきを待つのをやめて、論理的な「検索と逆算」を今日から始めてみてください。
言論会津田沼校では、単に答えを教えるのではなく、「どうすればその解法を思いつけたのか」という思考のプロセスを徹底的にコーチングしています。計画通りに参考書を進め、こうした「考え方の型」をプロにチェックしてもらう。このサイクルの先に、揺るぎない数学力が待っています。

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