共通テストの基礎知識
**共通テスト(大学入学共通テスト)**は、2021年度からセンター試験に代わって導入された全国規模の大学入試試験です。主に国公立大学の一般選抜受験者が原則として受験し、多くの私立大学でも「共通テスト利用方式」として成績が活用されています。
· 目的:高校段階の基礎学力の到達度を判定し、思考力・判断力・表現力など多面的な能力を評価する。
· 実施時期:毎年1月中旬の土・日曜、2日間で全国一斉に実施。
· 出題形式:全科目マークシート方式。知識の暗記だけでなく、資料やデータを読み取って考察する問題が多く、思考力や判断力が重視される。
· 科目構成:国語、地理歴史、公民、数学、理科、外国語、情報の6教科30科目から最大8科目(理科①選択時は9科目)を受験。志望大学・学部ごとに指定科目が異なるため、出願時に選択する。
· 配点・時間:例として、国語は200点・80分、数学Ⅰ・Aは100点・70分、英語はリーディング・リスニング各100点・80分/60分など。
効果的な対策方法
1. 基礎学力の徹底
· 高校1・2年生の学習内容が中心。まずは教科書レベルの基礎事項を丁寧に理解し、知識を定着させる。
· 「基礎=簡単」ではなく、原理や仕組みを深く理解し、応用できる力を養う。
2. 共通テストの形式に慣れる
· 共通テスト特有の問題形式(複数資料の読み取り、実生活に即した設問など)に対応できるよう、専用問題集や過去問で演習する。
· 時間配分を意識し、制限時間内で解き終える練習を繰り返す。
3. 模試・過去問・予想問題の活用
· 模試や過去問を通して、実際の試験形式や自分の弱点を把握し、改善ポイントを明確にする。
· 予想問題集や実戦問題集で本番に近い演習を積む。
4. 科目別の対策ポイント
· 国語:文章を素早く正確に読み取る力、語彙や背景知識のストック、解答根拠の説明力を重視。
· 数学:全範囲の公式・基本事項の暗記と理解、基本問題の確実な解答力、公式の証明まで意識。
· 英語:リーディング・リスニング両方の対策が必要。多読・多聴で対応力を高める。
· 理科・社会:分野横断的な出題に備え、知識の整理と資料読み取りの訓練を重視。
5. 復習と弱点克服
· 問題を解いた後は必ず復習し、間違えた箇所や苦手分野を重点的に見直す。
· ミスの原因を分析し、同じ間違いを繰り返さないよう記録・対策する。
6. 本番を想定した演習と体調管理
· 試験直前は本番同様の時間・環境で過去問や予想問題に取り組み、ペース配分やマークミス防止の習慣を身につける。
· 睡眠・食事など体調管理も重要。精神的な余裕を持つため無理のない計画を立てる。
まとめ
共通テストは、知識の暗記だけでなく「思考力・判断力・表現力」が問われる試験です。基礎学力の徹底、共通テスト形式への慣れ、模試や過去問を活用した実戦的な演習、そして復習による弱点克服が高得点への近道です。早期から計画的に対策を進め、着実に実力を伸ばしましょう。
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