2026年度大学受験:社会科目選択の最新ポイント
2026年度(令和7年度)からの大学受験における社会科目選択は、共通テストの新課程導入により大きく変化しています。日本史・世界史・地理・政治経済などの選択について、最新の制度・注意点・勉強法をまとめます。
共通テストの社会科目選択ルール(2026年度)
· 出題科目は以下の6パターン
o 地理総合・地理探求
o 歴史総合・日本史探求
o 歴史総合・世界史探求
o 地理総合・歴史総合・公共(この中から2科目分選択して解答)
o 公共・倫理
o 公共・政治・経済
· 文系は2科目選択、理系は1科目選択が基本
· 「同一科目名を複数含む組み合わせ」は不可(例:「公共・倫理」と「公共・政治経済」はNG)。ただし、「歴史総合・日本史探求」と「歴史総合・世界史探求」の組み合わせは可
· 「地理総合・歴史総合・公共」を選んだ場合、もう一つはその3科目の中で解答しなかった科目を選択
· 旧帝大など一部大学では「地理総合・歴史総合・公共」を選択不可の場合あり。志望校の要項を必ず確認
各科目の特徴と対策ポイント
科目名 | 主な特徴・傾向(2026年度以降) | 勉強のポイント |
歴史総合・日本史探求 | 近現代史中心。歴史総合分野から25点分出題。日本史知識だけでなく多角的な資料読解力が問われる。 | 教科書・資料集の活用、背景・経過・結果で整理 |
歴史総合・世界史探求 | 世界史知識が活きるが、資料読解・流れの理解重視。歴史総合分野から25点分出題。 | 年表・地図・資料の横断的理解 |
地理総合・地理探求 | 知識問題の割合減少、データ・グラフの読み取りが大幅増。思考力・推測力が重要。 | 最新の問題集・模試で演習、地図帳活用 |
公共・政治経済 | 社会の仕組みや現代的課題、法・経済の基礎知識。 | ニュース・時事問題も意識 |
公共・倫理 | 倫理思想・現代社会の諸課題。 | 思想家・現代社会の事例整理 |
選択時の注意点
· 志望大学・学部ごとに「選択不可科目」や「必須科目」が異なる場合あり。例:東京大学などは「地理総合・歴史総合・公共」を選択不可
· 私立大学は独自試験が主流だが、共通テスト利用方式も多いので要確認
· 2026年度は新課程移行直後のため、過去問が少ない。各大学の最新情報・サンプル問題を活用
勉強法のアドバイス
· 歴史総合・日本史探求/世界史探求:教科書の脚注や資料説明も丁寧に読む。背景・経過・結果で整理し、資料読解力を鍛える
· 地理:データ・グラフ問題の演習を重視。初見の資料から推論する練習を
· 政治経済・倫理:現代社会の事象や時事ニュースも学習に取り入れる
まとめ
2026年度から社会科目の選択・出題範囲・傾向が大きく変わります。
「どの科目が有利か」よりも、「自分が得意・興味を持てる科目」を選び、最新の出題傾向に合わせた対策が重要です。
必ず志望校の最新の入試要項を確認し、早めに準備を始めましょう。
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