2026年度大学受験 理科選択(物理・化学・生物・地学)のポイント
2026年度の大学入試における理科科目の選択は、共通テストと個別試験(大学ごとの2次試験)でそれぞれ異なるルールや注意点があります。最新の制度変更や傾向を踏まえ、主要なポイントをまとめます。
共通テスト(大学入学共通テスト)の理科選択
· 2025年度から理科の試験時間帯が1つにまとまり、最大2科目まで受験可能になりました。
· 選択できる科目は「物理」「化学」「生物」「地学」の4科目と、それぞれの「基礎」科目(物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎)です。
· 選択パターンは主に以下の4つです:
パターン | 内容 |
A | 基礎1科目受験(基礎科目から1科目) |
B | 専門1科目受験(物理・化学・生物・地学から1科目) |
C | 基礎1科目+専門1科目受験 |
D | 専門2科目受験(物理・化学・生物・地学から2科目) |
· 国公立大学理系学部では「専門2科目受験(Dパターン)」が基本です。多くの大学で「物理+化学」「化学+生物」など2科目を必須としています。
· 地学は選択肢に含まれますが、国公立理系学部では「地学」を指定できない、あるいは選択できても不利になる場合が多いので注意が必要です。
個別試験(大学ごとの2次試験)の理科選択
· 多くの国公立理系学部では、2次試験でも理科2科目(主に「物理」「化学」「生物」から選択)を課す場合が多いです。
· 私立大学理系学部では、理科1科目のみ必須とするケースも多く、学部・学科によって指定科目が異なります(例:工学部は物理必須、薬学部は化学必須など)。
· 「地学」を2次試験で選択できる大学・学部は非常に限られています。多くの場合、「物理」「化学」「生物」からの選択が求められます。
理科各科目の特徴と選び方の注意点
· 物理:工学部・理学部物理系・一部医学部などで必須指定が多い。計算力・論理的思考力が求められる。
· 化学:理系全般で広く利用。医学部・薬学部・農学部などで必須指定が多い。
· 生物:医学部・農学部・生物系学部で利用。記述量が多く、暗記と考察力が問われる。
· 地学:地学系・環境系など一部学部でのみ選択可能。国公立理系学部の2次試験では選択不可または不利な場合が多い。
2026年度入試に向けたアドバイス
· 志望校・学部ごとに「指定科目」「選択可能科目」を必ず確認してください。大学・学部によって理科の指定が異なります。
· 国公立理系志望の場合、「物理+化学」または「化学+生物」の組み合わせが最も一般的で安全です。
· 「地学」は共通テストでは選択可能ですが、2次試験で選択できる大学が少ないため、理系進学希望者は注意が必要です。
· 私立大学では、学部によって理科1科目で受験できる場合も多いですが、指定科目がある場合は必ず従ってください。
まとめ
· 2026年度の大学受験では、理科の選択肢が広がる一方、学部ごとの指定や制限も多いため、事前の情報収集と対策が不可欠です。
· 特に「地学」を選択したい場合は、志望校の受験要項を必ず確認し、将来の進路との整合性を考えて選択しましょう。
「理科の選択は、志望大学・学部の指定科目を必ず確認し、将来の進路も見据えて慎重に決めましょう。」
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