駿台全国模試・河合全統模試・進研模試の違いとは?受験生が知っておくべき選び方と活用法
この記事で解決できること
- 駿台全国模試・河合全統模試・進研模試の違いが分かる
- 自分の学力や志望校に合った模試の選び方が分かる
- 模試の活用法・成績の見方も理解できる
模試ってどれを受ければいいの?
受験生やその保護者からよくある質問の一つが「模試はどれを受ければいいのか分からない」というものです。
一口に模試といっても、駿台全国模試・河合全統模試・進研模試など複数の主催者が存在し、レベルや対象、目的もそれぞれ異なります。
本記事では、それぞれの模試の特徴と、受験生が模試をどう選び、どう活かすべきかを分かりやすく解説します。
駿台全国模試の特徴|最難関志望者向け
対象レベル:国公立最難関・医学部・早慶上智など難関大志望者
主な模試名:駿台全国模試、駿台ベネッセ共催模試、駿台プレ模試
特徴:
- 問題の難易度が非常に高く、現役生には厳しめ
- 記述力や思考力が求められる問題が多い
- 受験者層が非常に高く、偏差値はややシビアに出やすい
駿台全国模試は、「本番より難しい」と言われることもある難関大向け模試です。
東大・京大・東工大・医学部を志望する生徒にとっては、今の実力を全国レベルで知る貴重な機会になります。
河合塾 全統模試の特徴|受験生のスタンダード
対象レベル:中堅〜難関国公立・私大志望者全般
主な模試名:全統共通テスト模試、全統記述模試、全統プレ模試
特徴:
- 難易度・出題傾向ともに本番に近く、バランスが良い
- 受験者数が多いため、母集団データとしての信頼性が高い
- 共通テストや地方国公立志望者も対象
「どれか1つだけ受けるなら、全統模試」と言われるほど、標準的な模試として全国の受験生が受けています。
偏差値・判定のバランスが良く、初めて模試を受ける高1・高2生にもおすすめです。
進研模試の特徴|学校内成績の目安に
対象レベル:共通テスト〜中堅私大志望者中心(高1・高2も多い)
主な模試名:進研模試(マーク・記述)、ベネッセ駿台マーク模試など
特徴:
- 難易度はやや易しめで、高校全体での成績比較に使われやすい
- 高校単位での受験が多く、学校の定期テスト感覚で実施される
- 大学入試というよりは、現時点の到達度確認に近い
進研模試は全国の高校で多く導入されており、普段の勉強の成果を確認するテストとして位置づけられています。
一方で、進研模試だけを受け続けても、入試本番での対応力は測りきれないため、高3以降は他模試との併用が望ましいです。
模試の偏差値と判定は「相対的」なもの
模試によって偏差値の出方や判定基準は異なります。たとえば、駿台模試で50を取るのは難しいですが、進研模試では比較的高い偏差値が出やすい傾向にあります。
大切なのは「どの模試かを理解したうえで、自分のポジションを知ること」です。
また、判定もあくまでその時点のデータに基づいた参考値であり、E判定でも合格する人はいます。模試は「合否の予想」ではなく、「戦略を立てるための材料」として活用しましょう。
模試は「受けた後」がもっと大切
模試は受けるだけでは意味がありません。
最も重要なのは、模試後に「できなかった問題をどう復習するか」です。
・ケアレスミスはなぜ起きたか?
・解法の暗記だけでなく、なぜそう解くか理解できているか?
・本番までにこの分野をどう対策するか?
模試の復習を通じて、自分の弱点と向き合うことで最短ルートの学習戦略が見えてきます。
模試選びは「志望校×今の実力」で
・最難関大志望で、思考力・記述力を鍛えたい → 駿台全国模試
・全国の標準的な中で今の実力を知りたい → 河合全統模試
・高校の勉強の理解度を測りたい → 進研模試
迷ったときは、まずは河合の全統模試からスタートするのが無難です。
その後、志望校や実力に応じて、より難易度の高い模試や本番形式のプレ模試に挑戦していきましょう。
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