勉強時間と成績アップの関係
限界効用逓減の法則は、もともと経済学の用語で「財やサービスを追加で消費するごとに、その追加1単位ごとに得られる満足度(効用)が減っていく現象」を指します。しかし、この考え方は大学受験勉強にも応用できます。
大学受験勉強に限界効用逓減の法則を当てはめる
· 勉強時間と成績アップの関係
o 最初のうちは、比較的短時間で大きく成績が伸びる傾向があります。たとえば、基礎的な知識や解法を覚えることで、60点から80点に上がるまでの時間は、80点から100点に上げるまでの時間よりも短いことが多いです。
o このように「同じ点数アップ(例:20点アップ)でも、高得点になるほど達成に必要な時間が長くなる」のは、限界効用逓減の法則が働いているためです。
· 努力の逓減曲線
o この現象は「努力の逓減曲線」とも呼ばれ、最初の20%の努力で80%の成果を得られるが、残りの20%の成果を得るためには80%の努力が必要になる、という考え方にもつながります。
o つまり、基礎を固める段階では効率よく点数が伸びますが、高得点を狙う段階では、同じだけの努力をしても伸びが小さくなります。
受験勉強への活かし方
· 時間配分の工夫
o 限られた時間の中で、どの科目・分野にどれだけ時間を割くかを見極めることが重要です。
o 平均点を超えたい場合と、高得点を狙う場合とで、かけるべき努力の配分を変える必要があります。
· 効率重視の戦略
o 基礎的なテクニックを習得するだけで、多くのライバルに勝つことができます。
o 一方で、高得点・難関校合格を目指す場合は、圧倒的な時間と努力、さらには効率的な学習法が必要です。
まとめ
限界効用逓減の法則は、大学受験勉強において「勉強時間に対して得られる成果は、最初は大きく、次第に小さくなる」ことを示唆しています。この法則を意識して、自分の目標や現状に合わせて時間配分や努力の方向性を決めることが、効率的な受験勉強につながります。
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