『数学 基礎問題精講』を使っているのに成績が伸びない高校生へ|「解説を読めば分かる」から抜け出す使い方
『基礎問題精講』を進めているのに、模試では解けない?
大学受験の数学で『数学 基礎問題精講』シリーズを使っている高校生は多いと思います。
現論会津田沼校でも、数学の基礎固めとして基礎問題精講を使って学習を進めることがあります。
一方で、
「問題集はかなり進んだのに模試になると解けない」
「解説を読めば理解できるけど、自分では解法を思いつけない」
「2周目なのに同じ問題で止まってしまう」
という悩みもよく起こります。
この場合、問題集そのものが悪いわけではありません。
確認したいのは、基礎問題精講を“進める教材”として使っているのか、“解法を身につける教材”として使っているのかです。
今回は、『数学 基礎問題精講』を使っている高校生に向けて、問題集を入試で使える力につなげる方法を解説します。
目次
- 基礎問題精講を進めても数学が伸びない理由
- 「解説を読めば分かる」はまだ完成ではない
- 1周目でやるべきこと
- 2周目は全部解き直さなくてもいい
- 問題を見て「最初の一手」が出るか確認する
- 基礎問題精講から次の問題集へ進む基準
- 現論会津田沼校では参考書の進捗をどう確認する?
- まとめ
基礎問題精講を進めても数学が伸びない理由
基礎問題精講を使っているのに数学が伸びない場合、よくあるのが「ページを進めること」が目的になっているケースです。
たとえば1週間で30題進める計画を立てたとします。
30題すべてに触れれば、計画表の上では100%達成です。
しかし、その30題のうち、
- 自力で解けた問題が10題
- 解説を見て理解した問題が15題
- 解説を読んでも曖昧な問題が5題
だった場合、本当に30題完成したと言えるでしょうか。
受験本番では解説を見ることはできません。
そのため、「一度勉強したか」ではなく、問題を見て自分で解法を選べるかを基準にする必要があります。
「解説を読めば分かる」はまだ完成ではない
数学の勉強で特に注意したいのが、
「解説を読んだら分かった」
という状態です。
これは理解の第一段階としては大切です。
ただし、理解したことと、自分で解けることは別です。
解説には当然、正しい考え方が順番に書かれています。
そのため読んでいると、
「なるほど、これを使えばいいのか」
「これは分かる」
と感じます。
問題は、翌日に同じ問題を見たときです。
解説を閉じた状態で、
「まずこの条件を見る」
「この公式を使う」
「ここからこの式を作る」
という流れを再現できるでしょうか。
できなければ、まだ復習が必要です。
1周目でやるべきこと
基礎問題精講の1周目では、すべての問題を完璧にすることより、まず問題を分類することをおすすめします。
たとえば、
○:何も見ずに自力で解けた
△:途中までできたが、解説が必要だった
×:方針が立たなかった
の3段階に分けます。
○の問題については、すぐに何度も解き直す必要はありません。
時間を使うべきなのは△と×です。
特に重要なのが、×になった原因を確認することです。
公式を忘れていたのか。
問題文から使う解法を判断できなかったのか。
計算途中で崩れたのか。
そもそも前の単元が理解できていないのか。
原因によって復習方法は変わります。
2周目は全部解き直さなくてもいい
「問題集は3周した方がいい」
という話を聞いたことがある人もいるでしょう。
しかし、周回数だけを目標にする必要はありません。
1周目で簡単に解けた問題まで、毎回同じように解き直すと、本当に苦手な問題へ使える時間が減ってしまいます。
2周目では、1周目で△や×をつけた問題を中心に解きましょう。
そして、
「前回は解説を見たけれど、今回は自力で解けた」
という問題を増やしていきます。
逆に、2回目でも同じところで止まったなら重要な弱点です。
その問題だけを見るのではなく、関連する公式や基本事項まで戻った方がよい場合があります。
問題を見て「最初の一手」が出るか確認する
数学が苦手な高校生に多いのが、
「解説を見れば計算はできるけど、最初に何をすればいいか分からない」
という状態です。
この場合、計算力よりも解法を選ぶ力に課題があります。
基礎問題精講を復習するときは、毎回最後まで計算するだけでなく、問題を見た瞬間に次のことを考えてみてください。
「この問題では何を求められている?」
「どの条件が重要?」
「どの公式・考え方を使いそう?」
「最初に何を書けばいい?」
この「最初の一手」が出るようになるだけでも、初見問題への対応力は変わってきます。
問題文を読んだ瞬間に答えを思い出すのではなく、なぜその解法を使うのかを説明できる状態を目指しましょう。
基礎問題精講から次の問題集へ進む基準
問題集を使っていると、
「いつまで基礎問題精講をやればいいの?」
「そろそろ次の参考書に行った方がいい?」
と迷うことがあります。
ここでも、周回数だけで判断しないことが重要です。
一つの目安は、主要な問題について、
- 問題を見て方針が立つ
- 解説なしで解答まで進められる
- 数日空けても解ける
- なぜその解法を使うのか説明できる
という状態になっていることです。
逆に、問題集を3周していても、毎回解説を見なければ解けないのであれば、次へ進むのは少し早い可能性があります。
大学受験では、参考書をたくさん終わらせた人が合格するわけではありません。
必要な参考書を、入試で使えるレベルまで完成させた人が強いのです。
現論会津田沼校では参考書の進捗をどう確認する?
現論会津田沼校では、参考書学習について「何ページ進んだか」だけを見ることはありません。
基礎問題精講を使っている場合でも、
「予定範囲は終わったか」
「どの問題で間違えたか」
「解説を見た問題を解き直せたか」
「同じ種類の問題が出たら解けそうか」
といった部分まで確認します。
実際、数学では基本問題は解けても、少し問題の形が変わると止まってしまう生徒もいます。
そのような場合、ただ新しい問題を増やすのではなく、以前解いた問題について「なぜその解法を選んだのか」を確認することがあります。
また、毎週の計画でも、単純に「今週30題、来週30題」と進めるとは限りません。
理解度によっては、新しい範囲を少し減らして解き直しを増やすこともあります。
参考書学習で重要なのは、予定表を埋めることではなく、一週間前より自力で解ける問題を増やすことだからです。
現論会津田沼校では、志望校から逆算しながら、参考書の選択・進めるペース・復習方法まで毎週調整しています。
まとめ
『数学 基礎問題精講』を使っているのに成績が伸びないと感じたら、すぐに別の問題集へ変える必要はありません。
まず確認してほしいのは、
- 解説を読んで終わっていないか
- 間違えた問題を解き直しているか
- 問題を見て最初の一手が出るか
- 数日後にも自力で解けるか
- ページ数ではなく完成度を見ているか
という点です。
数学の参考書は、「何周したか」「何ページ終わったか」だけでは完成度を判断できません。
基礎問題精講を使っているけれど、この使い方でいいのか分からない。次の参考書へ進むべきか迷っている。志望校から逆算すると数学をどこまで仕上げればいいか分からない。
そのような高校生は、現論会津田沼校の無料受験相談をご活用ください。
現在使っている参考書も確認しながら、今の学力と志望校に合わせて、これからの学習順序を一緒に整理します。

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